リウマチで起こり得る合併症について(貧血・肺症状など) 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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リウマチで起こり得る合併症について(貧血・肺症状など) medical column

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リウマチで起こり得る合併症について(貧血・肺症状など)

「リウマチの合併症が気になる…」
「リウマチの合併症にはどのようなものがあるのだろう…」
リウマチ患者さんは、リウマチの症状だけでなく合併症にも気を付けなければなりません。というのも、リウマチ患者さんに合併して起こりやすい病気があるのです。今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より、リウマチで起こり得る合併症をテーマにお届けしていきます。

リウマチで起こり得る合併症について(貧血・肺症状など)

リウマチとは?

リウマチは、免疫の異常によって関節に炎症が起こったり痛みが生じたりする病気です。症状が進行すると、関節の脱臼や変形などが起こることもあります。

リウマチで起こり得る合併症

リウマチで起こり得る合併症について見ていきましょう。

貧血

貧血は、血液中の赤血球に含まれるヘモグロビンの濃度が低くなった状態のことをいいます。リウマチにより長い間炎症が続くと、体のなかで赤血球がうまく作れなくなります。慢性炎症により鉄をうまく利用できなくなってしまい、結果として鉄欠乏性貧血になるのです。

骨粗鬆症

骨粗鬆症は、骨の強さが低下して、骨折しやすくなる病気のことをいいます。リウマチでは、サイトカインが普通の人よりも多く産生され、このサイトカインの影響で骨粗鬆症のリスが高まるとされています。サイトカインは、免疫系細胞から分泌されるタンパク質のうち、細胞間の情報伝達に関わるものの総称です。

シェーグレン症候群

シェーグレン症候群は、涙腺や唾液腺などの外分泌線が障害される自己免疫疾患であり、目が乾いたり、口が渇いて唾液が出なくなったりします。シェーグレン症候群は他の膠原病と合併することが多く、リウマチ患者の約2割に発症すると言われています。

間質性肺炎

間質性肺炎は、関節リウマチや全身性強皮症といった膠原病や、薬剤などが原因となって肺の間質という部分を中心に、炎症や線維化を起こす病気です。繊維化が進行すると肺は硬くなっていき、呼吸困難や息切れといった症状があらわれます。

アミロイドーシス

アミロイドーシスは、アミロイドと呼ばれる異常なタンパク質が全身のさまざまな臓器に沈着し、臓器が正常に機能しなくなる病気です。続発性(AA)アミロイドーシスは、関節リウマチやクローン病、若年性突発性関節炎のような炎症性疾患が長期にわたった後に、発生するものです。

心筋梗塞

心筋梗塞とは、心臓を動かすための心筋に血液が届かなくなり、そして酸素不足となって胸の痛みなどがあらわれる病気です。リウマチによる炎症が続くことで、血管にも炎症が及び、心筋梗塞や脳梗塞といった血管症状が合併することがあります。

合併症を予防するには?

合併症を予防するには、手洗いうがいといった基本的なことから、禁煙、そして適切な休養と栄養が大切です。そして、リウマチの治療薬で関節の炎症や腫れを抑えることが重要です。リウマチの治療では免疫の働きが抑えられるため、感染症にかかりやすくなっていますので、手洗いうがい以外にも、マスクの着用や体調管理を心がけましょう。

リウマチの患者さんができること

リウマチの患者さんができることとしては、前項に挙げた体調管理と生活習慣の改善に加えてリハビリも大切です。生活習慣の改善では、禁煙・休養・睡眠・適正体重の維持・健康的な食事を意識し、リハビリでは、ウォーキングやストレッチなど無理のない範囲で、そして医師に相談しながら進めていきましょう。

まとめ:リウマチで起こり得る合併症について(貧血・肺症状など)

いかがでしたか?今回の内容としては、
・リウマチは免疫の異常によって関節に炎症が起こる病気である
・リウマチの合併症には貧血や間質性肺炎などが挙げられる
・リウマチ患者さんは生活習慣の改善、体調管理、リハビリが大切である
以上の点が重要なポイントでした。リウマチの治療は継続しておこない、生活面では体をいたわりながら、健康的な生活を送りましょう。

つばさ在宅クリニック西船橋の診療科目は、
アレルギー科/呼吸器科/循環器内科/糖尿病内科/脳神経内科となっております。
住所:千葉県船橋市西船4-11-8 三星西船ビルB棟