免疫力とは?免疫力が低下する原因や高める方法を紹介! medical column
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免疫とは?
免疫は、体内に侵入してきた病原体から身を守る働きのことであり、病原体を排除したり侵入するのを防いだりします。
自然免疫
自然免疫は病原体が体内に入ってくると、いち早く感知してそれを排除する仕組みのことであり、人間に元々備わっている仕組みになります。これを担う免疫細胞は、マクロファージや好中球(食細胞)と呼ばれるものになります。
獲得免疫
獲得免疫は、一度侵入した病原体の情報を記憶して、再び侵入されたときに対処できるようになる仕組みのことをいいます。この、免疫反応を起こす病原体が入ってきたときに排除するために働くタンパク質を、抗体と呼びます。
免疫力とは?
免疫力は、病原体から身体を守るための抵抗力のことであり、免疫力が上がることで、感染症予防やアレルギー症状の予防になります。つまりは、免疫力が高いほど、病原体と戦う力を持っていると言えます。
免疫力が低下する原因とは?
続いて、免疫力が低下する原因について見ていきましょう。
ストレス
過剰なストレスは、自律神経を乱して免疫力が低下する原因の一つです。緊張状態が続くと、長い時間交感神経が優位になり、自律神経の乱れにつながります。そして、自律神経は免疫システムもコントロールしているため、免疫力が低下してしまうのです。
睡眠不足
睡眠が不足していたり疲れている時に体調を崩しやすいというのは、皆さん身をもって知っていることと思いますが、睡眠不足によっても免疫力が低下してしまいます。睡眠によって人は身体と脳を休めて疲れを癒していますので、自然免疫の働きを低下させないようにしっかり睡眠時間は確保しましょう。また、不規則な生活も見直しましょう。
加齢
加齢にともなって正常に働く免疫細胞は減少し、高齢になると免疫力も若い頃と比較して低下してしまいます。
バランスの悪い食事
タンパク質は皮膚や髪の毛、筋肉を作ったりホルモンや免疫物質の材料にもなります。糖質は、脳を働かせたり身体を動かしたりするのに使われます。食事は人が生きていくために欠かせないもので、バランスが悪い偏った食事をすることは、免疫力の低下にもつながります。
免疫力を高める方法
続いて、免疫力を高める方法を見ていきましょう。
腸内環境を整える
腸には免疫に関わる細胞が多く存在すると言われています。加齢やストレス、乱れた食生活を送っていると、悪玉菌が増加して善玉菌は減少してしまいます。善玉菌を増やすことで免疫細胞を強めて免疫力を高める効果が期待できますので、腸内環境を整えるために、乳酸菌やビフィズス菌が多く含まれる乳酸品や、善玉菌のエサとなる食物繊維が豊富な野菜やキノコを摂りましょう。
質の良い十分な睡眠
睡眠不足や昼夜逆転は免疫力を低下させる原因ですので、規則正しい生活リズムの上で、質の良い十分な睡眠をとりましょう。睡眠が不足するとストレス耐性も低下しますが、睡眠をしっかりとれば、免疫力低下原因であるストレスにも強くなれます。
適度な運動
なかなか運動する習慣がないという人も多いかと思いますが、適度な運動は身体を温めて気分転換にもなりますので、出来る限り身体を動かすようにしましょう。外に出られないときは、ストレッチを取り入れてみてはいかがでしょうか?
まとめ:免疫力とは?免疫力が低下する原因や高める方法を紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
・免疫は体内に侵入してきた病原体から身を守る働きのことである
・免疫力はストレス・加齢・睡眠不足が原因となって低下する
・免疫力を高めるためには、腸内環境を整えたり適度な運動をすること
以上の点が重要なポイントでした。病気の予防には、免疫力を高めることが大切である、ということがお分かりいただけたかと思います。今回お伝えしたように、健康的な生活を心がけましょう。