リウマチではない関節痛｜リウマチに似た病気 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

関節リウマチとは？

関節リウマチとは、手足の関節に炎症や痛みが起きたりし、進行すると関節が変形してしまうこともある病気です。関節痛の症状は環境や気温に左右されることも多く、寒い日や天候の崩れている日に痛みが増すこともあります。原因は免疫の異常、細菌やウイルスの感染、ストレスや喫煙などが重なって起こるとされています。

＜関節リウマチの症状＞
・関節の痛み
・関節の腫れ
・朝のこわばり
・貧血
・微熱
・全身倦怠感
・関節の変形　など
ご覧の通り関節リウマチは関節の痛みだけでなく、貧血や倦怠感といった全身症状も生じます。

リウマチではない関節痛について

関節が痛くなる病気としては、以下のような病気が挙げられます。
・痛風（つうふう）…尿酸が関節にたまって結晶化し、関節炎が起こる病気。
・変形性関節症…筋肉量の低下や加齢などによって軟骨が減ることで、関節に痛みや腫れが生じ、関節の変形が起こる病気。
・乾癬性（かんせんせい）関節炎…乾癬という皮膚の病気に、関節の痛みと腫れを伴う関節炎が合併した病気。
・感染性関節炎（化膿性関節炎）…関節の中に細菌が入り込むことで炎症を起こす病気。
変形性関節症や痛風による関節痛は加齢とともに起こりやすいものですが、感染性関節炎は10代から80代まで、年代に関係なく発症します。また、関節痛でも加齢や細菌など病気により原因は異なることがわかります。

関節リウマチに似た病気

関節リウマチに似た病気として、全身のあちこち（関節や筋肉、腱など）に痛みが生じる線維筋痛症が挙げられます。また全身の痛みだけでなく、微熱や疲労感、動悸や呼吸苦といった身体症状や、頭痛、耳鳴りといった神経症状、抑うつ症状や睡眠障害といった精神症状が、あらわれることがあります。

先述した変形性関節症も関節リウマチに似た病気の一つで、関節に痛みが生じるためリウマチに間違えられることもあります。変形性関節症の特徴的な症状には、ヘバーデン結節とブシャール結節というものがあり、ヘバーデン結節は第一関節が腫れたり変形したりして指が伸びなくなるものであり、ブシャール結節は第二関節の変形、屈曲が起こるものです。
病気の発生や進行してしまう要因としては、遺伝や加齢、仕事や肥満などが挙げられます。

関節痛のある方の生活について

関節痛で痛みのある方は、以下のポイントを押さえて生活を送りましょう。
・なるべく長時間同じ姿勢でいないこと
・肥満の方は適正体重を目指すこと
・正しい歩き方をすること
・激しい痛みに無理をしないこと
・重い荷物の持ち運びに注意すること
・ストレッチや体操を心がけること
関節痛と一口に言ってもさまざまな病気があるため一概には言えませんが、基本的には上記のポイントを押さえていただければと思います。また、運動や体操、ストレッチはそれぞれの病気の進行具合によっても強度などが異なりますので、医師に相談した上でリハビリを進めていきましょう。

まとめ：リウマチではない関節痛｜リウマチに似た病気｜つばさ在宅クリニック西船橋（船橋市の内科外来と訪問診療）

いかがでしたか？今回の内容としては、
・関節リウマチは手足の関節に炎症が起きて、進行すると関節が変形してしまうことがある
・リウマチではない関節痛には痛風や変形性関節症、感染性関節炎などがある
・関節リウマチに似た病気として線維筋痛症や変形性関節症がある
以上の点が大切なポイントでした。関節痛があると、もしかすると関節リウマチではないか？と不安になってしまう方もいるでしょう。船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋（内科）にはリウマチ科がありますので、その関節痛が関節リウマチのものであるかを専門医によって診断することが可能です。

関節リウマチは早期発見が病気の進行を抑えるためのカギですので、関節リウマチかもしれない…と悩まれている方はお気軽に受診していただければと思います。