糖尿病は遺伝するのか?糖尿病と遺伝の関係性 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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糖尿病は遺伝するのか?糖尿病と遺伝の関係性

「両親が糖尿病だが糖尿病は遺伝することはあるのだろうか…」
「糖尿病の原因は何だろう…」
両親が糖尿病である方の場合、糖尿病は遺伝するのか?という点が気になるのではないでしょうか?また、遺伝が影響するという場合、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか?

今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より糖尿病は遺伝するのか?という点をテーマにお届けしていきます。

糖尿病は遺伝するのか?糖尿病と遺伝の関係性

糖尿病の種類

糖尿病の種類には1型糖尿病と2型糖尿病があります。まずはそれぞれについて見ていきましょう。

1型糖尿病とは?

1型糖尿病は、インスリンを分泌する膵臓のβ細胞が障害されて、インスリンがほとんど出なくなってしまう病気です。インスリンは血糖値を下げるホルモンであり、血糖値が下がらなければ血管に影響を与え、あらゆる合併症を招きます。そのため、インスリンを補うインスリン療法は不可欠となっています。

1型糖尿病発症の原因は不明な点もありますが、自己免疫が大きく関わっており、思春期が発症のピークとなっています。

2型糖尿病とは?

2型糖尿病は、インスリンが出にくかったり効きにくかったりすることで、血糖値が高くなってしまう病気です。1型は発症する年齢が若年、2型は中高年となっており、糖尿病患者の95%が2型糖尿病です。そのため、糖尿病というと2型を指すのが一般的です。

糖尿病は遺伝するのか?

2型糖尿病は遺伝傾向がありますが、すべてが遺伝によって起こるわけではなく、環境も大きく関係しています。2型糖尿病の場合、両親ともに糖尿病であった場合には40~50%の確率で糖尿病を発症すると言われています。1型糖尿病の場合、両親が1型糖尿病の場合の発症率は3~5%、両親のどちらか一方が1型糖尿病の場合は1~2%とされています。

遺伝するのは糖尿病になりやすい体質

遺伝するのは糖尿病になりやすい体質であり、その体質に環境因子が加わることによって発症すると考えられています。糖尿病は生活習慣病の一つであり、親が糖尿病であっても生活習慣を意識することが予防となります。

糖尿病の原因~環境因子~

2型糖尿病は遺伝傾向があり、そこに環境因子も加わって発症するものということでしたが、環境因子にはどのようなものがあるのでしょうか?

糖尿病の環境因子としては、以下が挙げられます。
・不規則な食習慣
・運動不足
・加齢
・ストレス
・タバコ
・肥満 など

どのような点を意識して生活を送ればいいのか?

遺伝の有無にかかわらず、血糖コントロールをしっかりおこなえば、糖尿病ではない人と同じような生活を送ることが可能です。また、現在糖尿病でなくとも両親が糖尿病の場合は、食事は規則正しく、3食しっかり口にすること。栄養バランスを考え、偏った食事をしないこと。食べ過ぎず肥満を予防すること。運動すること。これらを意識することで、糖尿病を含めた生活習慣病の予防に繋がります。

まとめ:糖尿病は遺伝するのか?糖尿病と遺伝の関係性

いかがでしたか?今回の内容としては、
・糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があり、2型糖尿病は遺伝傾向がある
・2型糖尿病は遺伝に加えて環境因子が大きく影響している
・糖尿病は血糖コントロールをしっかりおこなうことで、一般の方と同じような生活を送れる
・バランスの良い食事や運動などが糖尿病を含めた生活習慣病の予防になる
以上の点が重要なポイントでした。糖尿病になりやすい体質というのは遺伝するとされていますが、両親ともに糖尿病だからといって必ず発症するものではありません。

運動をしたり食事に気をつかうなどして、生活習慣を整え糖尿病予防に努めましょう。また、糖尿病でもしっかりと血糖コントロールをおこなえば、一般の方同様の生活が送れます。

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、在宅医療だけでなく外来診療もおこなっています。また、糖尿病治療もおこなっていますので、ご相談いただければと思います。