冬に喘息の発作が起こりやすいのはなぜ? 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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冬に喘息の発作が起こりやすいのはなぜ?

「冬になると喘息の症状が悪化する…」
「冬に喘息発作が出やすいのはなぜだろう…」
喘息発作は1年を通して起こり得るものの、冬は季節的に症状があらわれやすい時期となっています。では、なぜ冬に喘息発作が起こりやすいのでしょうか?

今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より「冬に喘息の発作が起こりやすいのはなぜか?」という点をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

冬に喘息の発作が起こりやすいのはなぜ?

喘息とは?

喘息とは、気道の慢性的な炎症によって、激しい咳や呼吸が苦しくなるといった症状があらわれる病気で、ゼーゼーヒューヒューといった喘鳴もあらわれます。喘息をお持ちの方の気道は敏感になっており、夜中や明け方には咳症状が強くなる場合があります。

喘息の発作が冬に起こりやすいのはなぜ?

前項で、喘息をお持ちの方の気道は敏感になっているということをお伝えしましたが、敏感になっているために、寒暖差や季節の変わり目に症状が強くあらわれることがあります。そして、冬になれば空気は乾燥し、冷たい空気が入りこむことによって発作が起こってしまうことがあるのです。

また、冬は空気の乾燥やウイルスの活性化によって、炎症を悪化させる風邪をひきやすくなりますので注意が必要です。

冬の暖房にも注意

冬は暖房を使う機会が増えますが、暖房によって室内はさらに乾燥してしまいますので、喘息の方は室内の加湿を心がけましょう。ただし、加湿をしすぎてしまい、湿度が高い状態は逆にダニの繁殖につながりますので、適切な湿度の調整が必要であるといえます。また、加湿器の内部はカビが発生しやすいですので、加湿器の内部や吹き出し口は定期的にお掃除すると良いでしょう。

冬におこなう運動にも注意

乾燥した冷たい空気を吸うことで喘息発作があらわれやすい事をここまで説明してきましたが、冬に運動をおこなうことでさらに発作が誘発される可能性が高まります。この、運動した時に喘息症状が出ることを運動誘発喘息と呼びますが、もし、冬に外で走る機会がある場合には、ウォーキングからはじめて徐々に慣らしていくようにしましょう。

喘息とマスクの着用

冷えた空気の刺激や喉の乾燥を避けるために、そして感染症の予防のためにマスクの着用は効果を発揮します。呼吸が楽なマスクも販売されていますので、マスクによる息苦しさを感じられる方はそのようなものを選ぶと良いでしょう。

秋も喘息の方は用心すること

秋は気温が急に下がりやすい季節であり、急激な気温の低下にも、喘息の方は気を付ける必要があります。また、秋にはダニの死骸が多くなり、それがハウスダストの一部になるため、こちらも喘息の悪化につながります。

喘息発作の重症化について

インフルエンザは通常12月~3月に流行しますが、喘息をお持ちの方がインフルエンザにかかると重症化することがありますので、インフルエンザワクチンを接種するという方法で、予防することが可能です。また、冬は特に手洗いうがいは意識しておこなうようにしましょう。

喘息の発作は時として命にかかわることもありますので、今まで経験したことがないような苦しさや、苦しくて動けないなどの状況では救急車を呼びましょう。

まとめ:冬に喘息の発作が起こりやすいのはなぜ?

いかがでしたか?今回の内容としては、
・喘息をお持ちの方の気道は敏感になっている
・冬の乾燥した冷たい空気が入りこむことによって、喘息発作が起こってしまう場合がある
・季節の変わり目や寒暖差にも喘息の方は注意が必要
・冬は加湿器などを使用して湿度を調整することが大切
以上の点が重要なポイントでした。冬は感染症の流行する季節でもあり、それらの感染症によっても喘息は悪化しますので、マスクを着用するなどの予防を心がけましょう。

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、在宅医療だけでなく外来診療もおこなっています。喘息症状のある方や咳が長く続く方などはご相談いただければと思います。