失語症とは?原因・症状・治療などを紹介! 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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失語症とは?原因・症状・治療などを紹介!

一旦獲得した言語機能が障害される失語症というものがあり、読んだり話したりといったことに支障をきたします。では、その失語症の原因、具体的な症状にはどのようなものがあるのでしょうか?

今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より失語症をテーマにお届けしていきます。

失語症とは?原因・症状・治療などを紹介!

失語症とは?

失語症は言語障害の一つであり、人の話を聞くこと、流暢に話すこと、書くこと、読むことといったことに障害が生じるものです。

失語症の症状

失語症の症状としては、話しかけられた内容を理解することが難しい、正しく発音することが難しい、いい間違いが多い、言いたい言葉を言い間違える、文字を思い出せずに書けない、文字を読めても理解ができない、文章の意味はわかるものの声に出して読めないなどが挙げられます。

失語症は、言葉が出にくいブローカ失語、相手の話す言葉が理解出来ないウェルニッケ失語、名詞がさっと出てこない失名詞失語などの種類があります。

失語症の原因は?

失語症の主な原因は、脳へのダメージであり、言語中枢が損傷される原因の多くが脳出血や脳梗塞、くも膜下出血などの脳卒中です。一般的に、脳卒中は生活習慣病である高血圧や糖尿病を持つ人に起こりやすいため、失語症も年齢を重ねてから発症するケースが多くなっています。

つまり、脳卒中や、脳卒中を引き起こす生活習慣病の予防をすることが、失語症の予防にもつながるというわけですので、日々の食事や日々の生活環境を整えることが大切です。ただし、転倒や交通事故による頭部外傷によっても失語症となってしまう場合があります。

失語症に似た、声が出なくなる失声症というものは大きなストレスが原因になるとされていますが、失語症はストレスが直接的な原因にはならないとされています。

失語症と同時に起こりやすい症状

失語症と同時に起こりやすい症状としては、運動麻痺、注意障害、感情をうまくコントロールできないといったものが挙げられます。

失語症の治療

失語症の原因によってはその根本となる原因を治療することが、改善につながる場合があります。損傷が進行しない病気によって失語をされた場合は、言語療法が役に立ちます。基本的な言語能力が回復できない場合には、ノートやコミュニケーション機器を用いて意思を伝える方法があります。

失語症のリハビリテーション

失語症のリハビリとして、実際に会話をすることで失語症の進行を遅らせることができます。失語症の人が話す際には、先回りせず相手の言おうとしていることを待つことが大切です。失語症は発症からの経過に応じて、急性期・回復期・維持期があり、急性期ではなるべく早くリハビリを行うほど、回復できる傾向があります。ただし、言語障害になってしまったことによる本人の戸惑いなどがあるため、気持ちに寄り添いながら進める必要があります。

回復期では、日記を書く、字を書く、絵を見て名前を言うといった言語機能訓練やコミュニケーション訓練、環境調整などのリハビリをおこないます。維持期では、生活に沿ったコミュニケーション能力や社会参加を試みる時期となっています。

まとめ:失語症とは?原因・症状・治療などを紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・失語症は言語障害の一つであり、聞く、話す、書く、読むといったことに障害が生じるものである
・失語症の症状としては、話しかけられた内容を理解することが難しい、正しく発音することが難しいなどが挙げられる
・失語症の原因は脳へのダメージであり、脳卒中が主であるが、頭部の外傷も原因となる
・失語症の原因によっては、その根本となる原因を治療することが改善につながる場合がある
以上の点が重要なポイントでした。失語症は、リハビリも大切であり言語聴覚士がそのリハビリを担います。症状の程度は人それぞれであり、家族などのサポートも必要となります

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、外来診療だけでなく在宅医療もおこなっています。通院が難しくなった場合でもご相談いただければと思います。