気道過敏性とは?原因・症状・治療などを紹介! 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

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気道過敏性とは?原因・症状・治療などを紹介!

気道過敏性というものを皆さんは耳にされたことがありますでしょうか?文字からして何となくその症状について想像ができるかもしれませんが、今回は、船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋(内科)より、その気道過敏性の症状や原因などをお届けしていきます。

気道過敏性とは?原因・症状・治療などを紹介!

気道とは?気道の役割について

気道は、肺につながる細長い管であり、鼻腔・副鼻腔・咽頭・喉頭を上気道、気管・気管支・細気管支・肺胞を下気道と呼びます。上気道は、入ってきた空気を加湿し、チリやゴミといった異物が体内の奥に入らないようにする役割を持っています。

下気道は、外から入ってきた異物を粘液で包み、線毛運動によって上部に押し出します。下気道は無菌状態であり、一般的には病原性の微生物はいません。

上気道炎と下気道炎について

先ほどお伝えした、上気道に炎症を起こすものを上気道炎と呼び、炎症の部位によって鼻炎・咽頭炎などと呼ばれます。また、上気道に炎症を起こす上気道炎に対し、下気道に炎症を起こすものが下気道炎、気管や気管支が炎症を起こすものが気管支炎です。気管支炎の多くは風邪症状に引き続いて起こります。気管支炎はさらに、ウイルスや細菌が肺まで到達すると肺まで炎症を起こして肺炎となります。

気道過敏性とは?

通常の人では問題にならない冷たい空気や人混み、強い匂い、湯気といった弱い刺激であっても、咳が出てしまうものを気道過敏性と呼びます。気道が過敏な人は気道に炎症を起こし、少しの刺激であっても反応してしまうのです。

肌が弱い人がいるように、気道が弱く咳が出やすい人がいますが、気道過敏性が進むと咳喘息につながります。また、喘息の特徴的な現象でもあります

気道過敏性の原因

気道過敏性は生まれつきの体質(先天性気道過敏症性)の方もいますし、後天的に気道過敏性となる場合もあります。直接的な原因は、前項でお伝えしたように冷たい空気や強い匂いなどによって咳症状があらわれますので、そのような刺激を避ける必要があります。

夏は比較的安定しやすい季節ではあるものの、エアコンの冷たい空気にあたったり、蚊取り線香といったものが刺激になります。

気道過敏性は夜に悪化しやすい

気道過敏性は、夜になると悪化しやすいという特徴があります。その理由が、人間には日中によく働く交感神経と体を休ませる副交感神経があるのですが、夜になると副交感神経が優位に働き、気道が狭くなってしまうからです。

また、布団には刺激となるダニやほこりが多い環境であり、それによっても悪化しやすいと言えます。

気道過敏性の治療について

喘息の特徴的な現象でもある気道過敏性の治療としては、炎症を抑える薬・吸入ステロイド薬を使いますが、症状が一時的におさまって吸入ステロイド薬をやめてしまうと炎症や気道が敏感な状態は改善しませんので、医師の指示を仰いで治療をおこないます。喘息の方はきちんと治療をすることで、通常の人と同じような生活を送ることが可能です。

気道過敏性は何科?

気道過敏症・喘息・咳喘息は、呼吸器内科を受診しましょう。呼吸器内科は、文字通り呼吸器の専門医による診察を受けることが可能です。

まとめ:気道過敏性とは?原因・症状・治療などを紹介!

いかがでしたか?今回の内容としては、
・鼻腔・副鼻腔・咽頭・喉頭を上気道管・気管支・細気管支・肺胞を下気道と呼ぶ
・通常の人では問題にならない冷たい空気や人混み、強い匂いなどの刺激で咳が出てしまうものを気道過敏性と呼ぶ
・気道過敏性は、夜になると悪化しやすいという特徴がある
・気道過敏症・喘息・咳喘息は、呼吸器内科を受診すること
以上の点が重要なポイントでした。咳が止まらない…、痰が絡む咳が続く…といった場合などでは、なるべく早く診察を受けましょう。

船橋市にあるつばさ在宅クリニック西船橋は、在宅医療だけでなく外来診療もおこなっています。咳が止まらない…、咳で苦しい…といった場合などでご相談いただければと思います。