2023年毎月のご挨拶8月号 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

こんにちは、元田です。夏真っ盛りの８月、子どもたちは夏休みを満喫していることでしょう。夏休みというとラジオ体操ですが、始まりは昭和３年ということですから長い歴史があるんですね。“ラジオ体操第一”は「いつでも」「どこでも」「だれでも」行えるようにと考案され、運動が苦手な人でも気軽にできるのがいいところです。全部でわずか１３種類の動きですが、全身をまんべんなく動かせる構成になっていて、有酸素運動・筋肉トレーニング・ストレッチ・バランス運動と総合的な要素が盛り込まれています。全身の血行を促すことで、ぎっくり腰や腰痛の予防、肩こりの改善なども期待できるそうですよ。即効性があるとはいえませんが、継続することで体調を整えてくれる働きがあるといえるでしょう。また、ユニークな動きがあって楽しいのが“ラジオ体操第二”です。こちらは働き盛りの若い年齢層を対象に職場用として考案されていて、筋力を強化することが目的です。そして、「幻のラジオ体操」と呼ばれる“ラジオ体操第三”。皆さんは聞いたことがありますか？戦後間もなく放送されたのですが、動きが複雑すぎてラジオではうまく伝わらず、当時１年半で中止になったそうです。しかし近年、テンポが速く複雑でダイナミックな動きが生活習慣病予防につながるのではと期待されています。ラジオ体操の音楽が流れれば自然に体が動いてしましますが、一度ラジオではなくテレビ放送を見ながらやってみるのがおすすめです。講師の動きをちゃんと見てじっくり丁寧に行うと、わずか３分ほどの運動で結構汗ばんだりしてきます。朝の習慣にすれば、体がスムーズに目覚めて一日のいいスタートが切れそうですね！