2022年毎月のご挨拶10月号 船橋市の内科、つばさ在宅クリニック西船橋

内科・循環器内科・呼吸器内科・訪問診療(在宅医療)つばさ在宅クリニック西船橋

外来専用電話047-468-8111

訪問診療専用電話047-495-0111

  • 西船橋駅3地図
  • 駐車場5

住所:千葉県船橋市西船4-11-8 三星西船ビルB棟

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2022.10月号

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こんにちは、元田です。涼し気な心地よい風が吹いてくる季節になりました。「天高く馬肥ゆる秋」といわれるように、秋は空が高くなったように感じられます。その理由は、秋は空気中の水蒸気が少ないため太陽光の乱反射が起こりづらく、空の青さが濃く澄んで遠くまで見えるからだそうです。もう一つの理由は、雲が高いところに浮かぶから。夏雲の代表格の入道雲は、山のかげや海の上など、目線の先に浮いているイメージがありますよね。それに対して、秋の空の風物詩の「いわし雲」や「うろこ雲」は、見上げた空一面に広がります。秋の空も風流ですが、秋の花もまたよいものです。秋の花は落ち着きのある色合いのものが多く、「秋の七草」に代表されるように、いかにも日本的な花が魅力的ですね。「春の七草」は食べられる野草で、1月7日には無病息災を願って「七草粥」を食べる古くからの風習がいまも伝わっています。一方「秋の七草」は、何かの行事などに使用されることもないので、馴染みが薄いかもしれません。「秋の七草」はその美しさを観賞して楽しむもので、山上憶良が万葉集で二首の歌に詠んでから、日本の秋を代表する草花として親しまれるようになったとされます。新元号が「令和」と決まった時、その出典が万葉集の梅の歌だと話題になりましたが、七草の一つである「萩」は万葉集の中で最も多く詠まれている草花です。とはいえ秋の七草の中には薬用として利用されてきたものもあり、クズの根を用いた「葛根湯」は解熱剤としておなじみです。秋の七草は、美しさと実用性を兼ね備えているのですね。
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